一人でジャグラーを1000回転させた人
それは私、ではなく私のとなりのおばあさんでした。
私はまだビギナーなので4桁あたりのないジャグラーにはまだ出会ったことがありません。
おばあさんは正確には993回転していました。途中そういえばおじいさんと交代していたから二人と言えば良いのか?否、財布は一つだからカウントは一人で良いでしょう。
この日(7/7)のことです。
おばあさんは私より前から座っていたので、私が座る前の履歴はわかりません。
私がそのI’m Juggler に座った時、すでにそのおばあさんは私の右側の台に座っていました。ちょっとメダルが出ていたような出ていなかったような。
私が最初のBigを引いたのと前後しておばあさんもBigを引いていました。
よかったね、おばあさんも当たって、と心で祝福。ちょっと話それますが、私はもともとおせっかいなので、隣の人が出るとおめでとう、とよく心で伝えちゃう。
特に結構突っ込んでるねぇ、って人がやっと当たると一緒に喜びたいくらい私もホッとする。逆にこちらに全然余裕がないと良いなぁ、私もあたりたいよぉ、あたりよ移らないかなと神頼み気味になったり。感じ悪い人だと「あたりませんよーに!」も願ったりする。(コレみたいに2台掛け持ちしてるずるい人とかね!)
その日の私の台は絶好調でジャグ連してました。それもBigばっかり。台の一番良い時に座れた、やったぜ、と私はご機嫌です。
おばあさんのBigで出したメダルは全て台の中に。。。あーあ、残念という様子さながら追加投資開始。
おばあさんの台はずっと出てないけど、おばあさんの投資は止まりません。正直何度か「もう諦めた方が良いよ」と声をかけそうになりました。
途中からおじいさんがメダルを分けてくれたりもしたものの、その台は鳴かず飛ばず。
「つまんない」といってとうとうやめるのかと思ったらおじいさんと選手交代。
げー、まだやるの? その時点でおそらく700−800回転していたと思います。ただこの人たちは(多分)夫婦でスロットできるくらいだから生活に全然困ってなくて、お金なんかどうでもいいからとにかく出したいのかもしれない、だとしたら「やめたら」と水をさすのは余計なお世話なのかな? と思いつつも心配でならない私。自分が出てるのは嬉しいけど、お年寄りが突っ込んでるのを見るのは気がきではありません。ただ私よりも人生の先輩だし、知らない人だし、と結局声はかけられず。
おじいさんはちょびっとやって、もう諦めようよ、的なことを多分言っていたのだと思うのですが、おばあさんは諦めずまた交代して開始。
やっと諦めて席をたったおばあさんとおじいさんはお店を後にしました。
おばあさんが席をたった後、「結構投資していたけど、何回転してるのだろう」と見た所993。。。おばあさんは一人であとちょっとで1000回転する台を回していたのでした。いくらかかったんだ?? そしてなぜ993? 4桁いくのは悔しかったのでしょうか、それとも資金が尽きたのでしょうか。
私も帰ろうと思った時、その日は勝っていたし、数回転させて、その台を4桁にしてみようかと一瞬思ったのですが(4桁みたことないから)、万が一あたってしまったら、おばあさんに申し訳ないような気がしてやめました。
その台はおばあさんが去った後、興味津々にデータを見る人は数名いたものの、座る人は一人もいませんでした。